■最終のまとめ12――「目標ツリー型企画法」への前提
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皆様、お元気ですか? 「最強組織への企画法」まとめです。
いきなりですが、下の図を覚えていらっしゃいますか?
【目 的】
↑
┌──────────┼──────────┐
【企 画】←(影響)→【企 画】←(影響)→【企 画】
↑ ↑ ↑
├── ←───→ ──┼── ←───→ ──┤
【企 画】←(影響)→【企 画】←(影響)→【企 画】
↑ ↑ ↑
└──────────┼──────────┘
【スタート点】
そうです。80号で紹介した「目標達成型システム思考」における企画の
戦略概念です。
企画の集団を相互に連係プレーさせて進めていく。するとお互いの弱点や
不足を補いあうだけでなく、シナジー効果による予想以上の成果を得る事も
できる。
前号でまとめた「問題予測を含めた計画方法」も、この概念を含んでいる
事に気付かれたでしょうか?
問題を予測してその対策という企画を計画に盛り込むというのは、この
企画の連係そのものを作り上げていく作業ですね。
逆に「企画の連係プレー」を無視して、ひとつの企画だけで突き進んで
いくやり方はギャンブルである、とも本誌では繰り返し伝えてきました。
―――――――――――――――――――――――――――――――――
《1》
【スタート】……………………………………………………→【目 的】
↑
ここで障害が発生すると……。
―――――――――――――――――――――――――――――――――
《2》
【スタート】…………………………× 【目 的】
↑
目的にたどり着けなくなって企画は水泡に帰す。
―――――――――――――――――――――――――――――――――
これからまとめる「目標ツリー型企画法」は「目標達成型システム思考」
の概念に基づいています。
しっかりと頭を切り換えて、読み進めていって頂きたいと思います。
ということで、今回はここまで。また次号にお会いしましょう。
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……2003/08/05 No.112 週2回発行
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■最終のまとめ13――「目標ツリー型企画法」
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皆様、お元気ですか? 「最強組織への企画法」まとめです。
さて今回は「目標ツリー型企画法」のまとめなんですが、前号でもしつ
こく繰り返したように、常に「目標達成型システム思考」を頭の芯において
考えることを進めてください。
ということで、「目標ツリー型企画法」を簡単におさらいすれば以下の
通りでしたね。
┏【目標ツリー型企画法】―――――――――――――――――――――┓
│1.最終目標を書き出す(究極の目標。自分の、もしくは組織の「存在│
│ 価値」とも言えるもの。これを「レベル0」とする) │
│2.その最終目標を達成するためには、どういった条件が整えば達成 │
│ できるか(必要条件レベル1)を書き出す。 │
│3.さらに2の必要条件を達成するためには、どういった条件が整えば│
│ 達成できるか(必要条件レベル2)を書き出す。 │
│4.以下、繰り返し、必要条件を書き出しながらレベルを降りていき、│
│ 「ツリー」を広げていく。 │
┗――――――――――――――――――――――――――――――――┛
詳細や具体的な例は 2003年4月 83号〜96号 か冊子「最強組織への企画法」
第4章を参照していただくとして、ここでは見落としがちな注意点3つを
解説していきましょう。
(1)2種類の「目標ツリー型企画法」(2003年5月 89号参照)
1.生きていく究極の目的を達成するための「人生ツリー」
2.目先の問題をその都度解決していくための「問題解決即席ツリー」
「目標ツリー型企画法」でロジックツリーを作成していくにあたって、
まず最初に取りかかるのが1.の「人生ツリー」です。
これはあなたの人生における最大の目標を達成するために創り上げる
究極の巨大ロジックツリーであり、事実、あなたの存在価値を高める力を
持っています。
「人生ツリー」は、あなたの生きる目的(夢)をレベル0に書き、その
必要条件ツリーを降ろしていくものです。
これまで不可能だと思われていた目標(夢)、だけど目標(夢)を
達することができれば、明らかに自分の人生は充実したものになるはずだ
と心の奥底でくすぶっているものを書いて下さい。
あなたの「夢」を達成するためには、仕事が順調な事も「必要条件」の
ひとつとしてツリーに含まれてきますし、そのために会社で行なうべき
活動・企画などがツリーを降ろしていく中で次々と出てくるわけです。
また、あなたの家族や友人との関係もツリーの中で様々な「必要条件」
という形を取って現れてきます。
このように「人生ツリー」はあなたを取り巻く環境の全ての要素が
含まれてくるとてつもない広がりを持ったツリーです。
この巨大なツリーを完成させるためには、相当な時間がかかります。
そこで目先の問題に対応していくために2.の「問題解決即席ツリー」で
補っていくことになります。
目先の問題解決や小さな目標を達成するために、その問題解決や小さな
目標を「レベル0」において、ササッとツリーを作ってしまう。それが
「問題解決即席ツリー」です。
ササッと作ってしまうと言っても、その応用範囲は、旅行計画から、
企業方針の策定まで多岐に及ぶことは言わずもがなですね。
ということで、誌面が尽きてきましたので、(2)以降は次号にて。
ではまた次でお会いしましょう。
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■最終のまとめ14――「目標ツリー型企画法2」
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皆様、お元気ですか? 一週間のごぶさたです。
「最強組織への企画法」まとめです。
前回に引き続き、「目標ツリー型企画法」の補足です。
「目標ツリー型企画法」の詳細や具体的な例は 2003年4月 83号〜96号 か
冊子「最強組織への企画法」第4章をご参照ください。
(2)「人生ツリー」の目標は究極のもの。
前号で解説した(1)の2種類の「目標ツリー型企画法」をふまえて、
レベル0の目標設定をするのですが、この2種類のうち、「人生ツリー」
で目標を設定する時は慎重に考えてください。
結構、簡単に目標を設定していまいがちですが、人生の目標、それは
あなたの存在価値とも言えるものを出して下さい。
少々哲学的ですが、あなたは何をするために生きているのか、どういう
姿が理想とすべきものであるのか。
同じように組織の「人生ツリー」を出すならば、この組織は何をする
ために存在しているのか、どういう姿が理想なのか。
視野が狭いとどうしても「お金が○○円欲しい」や「目標○○を達成」
と言った目先の目標を設定しがちですが、これは「問題解決即席ツリー」
の方で存分にやって頂くとして、「人生ツリー」では究極の目標を
出します。
「目標達成型思考」をフル回転させて究極の目標を設定してください。
(3)「必要条件レベル1」はツリーの方向性を決める要
目標を設定したら、次は「必要条件」のツリーを伸ばしていくのですが、
この「必要条件」レベルの中でも、レベル0のすぐ下であるレベル1は
ツリーの方向性を決める重要点になります。
例えば以下のような方向性があります。
1.レベル1を少数(例えば3つ程度)に押さえて、レベル2以下のツリー
を深く深く探っていき、短時間で企画にたどり着く。
2.レベル1をあますところなく書き出し、多少時間をかけてでも完成度を
高める。
もちろん、1.のレベル1を少数で割り切ってしまうやり方は、完成度が
下がりますので、効果的な企画が出せない場合もあるでしょうから、
2.で進めることを推奨しているのが「目標ツリー型企画法」なのですが、
ある程度「目標達成型システム思考」を使いこなせている方はこの1.で
短時間に企画を出すのも能率的です。
もちろん、このふたつともを当てはめることが可能なのは、「問題解決
即席ツリー」だけであり、「人生ツリー」では常に2.のあますところなく
書き出すことが必須となりますのは、もうお分かりの事と思います。
以上、簡単にですが「目標ツリー型企画法」の補足をしましたが、皆様
にはぜひ、「目標達成型システム思考」へのパラダイムシフトを果たして、
このツールを利用して頂きたいと思います。
ということで、今回はここまでです。ではまた次号でお会いしましょう。
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■「考えるより動け」というセリフを口にできる者とは?
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皆様、お元気ですか? 一週間のごぶさたです。
先日、さる「偉い人」の経営セミナーを覗く機会がありました。
いつも同じ内容で講義しているかどうかは不明です(あの調子では
いつもあの内容を話しているようです)が、簡単にまとめると次のような
ものでした。
1.人には二通りの人間がいる。即動く人間とウジウジ悩んで考えている
人間だ。
2.正しいのは考えるよりも即実践実行する人間だ。
3.経営に関わる者はとにかくこの研修で学んだ事を実践実行するべきだ。
4.実践実行すれば結果が出るのだから、その後は行動する事をやめられ
なくなるだろう。
まあ、よくある講義だと言えばそうなんですが、この考えるよりも実行
を、という言葉は、口ばっかりで実行力のある社員が足りないと嘆く経営
者が多くなったという風潮に乗ったものなのでしょう。
本誌の読者ならば、上の講義内容に問題があることは瞬時に見抜ける
ことでしょうね。
【上記の講義の問題点】
1.なぜ人には即動く人間とウジウジ悩んで考えている人間に別れるように
なったのかが説明されていない。
2.実行すれば結果が出ると言うが、その理由が説明されていない。
3.要するにただの根性論・精神論に近い訴えでしかない。
他にもありますが、誌面の都合でとりあえず3つ。
本誌では人には3種類のタイプがあると説明しています。上の講義で
説明されている「二通りの人間」のうち、「即動く人」は本誌で説明する
3タイプのうちの、「目標達成型思考」と「問題改善できる問題改善型
思考」の2つともにあてはまります。そして、悩むばかりで動かない人と
いうのは「×問題改善できない問題改善型思考」に含まれるものとなります。
┌――――――→ 目標達成型思考
・即動く人―┤
└――――――→ 問題改善できる問題改善型思考
・悩むばかりで動かない人―→ 問題改善できない問題改善型思考
動けない人というのは目先の問題を解決できないため「動くに動けない」
人達なのです(ただし、問題解決できないのは古いパラダイムに囚われて
いるためなのは本誌で何度も繰り返している通りです)。
問題は動く人です。その人は「目標達成型システム思考」で常に前進して
いる人だというなら、そのアグレッシブな行動にも納得できますが、実は
その人が「問題改善型思考」で突き進んでいたとしたら、事情は変わって
きます。
「問題改善型」には欠陥がある。目先の問題改善ばかりをやっていも、根本
から変化させないと解決できないような巨大な壁にぶちあたったとき、対応
できない → そのまま、「問題改善できない問題改善型思考」に堕落して
しまう。
「問題改善できる問題改善型思考」は「目標達成型システム思考」に昇って
いく資格を持ちながら、同時に簡単に「問題改善できない問題改善型思考」
へと堕ちてしまう危険性も持ち合わせている中途半端なパラダイムだという
ことです。
ということで、上の講義のように、考えている暇があれば実践しろという
ものは「目標達成型システム思考」の人限定に言うべきで、しかも「目標
達成型システム思考」の人は“動くべき時に動く”ので、即動けと言われて
も「そんなものは私の勝手だ」と言ってつっぱねてしまう。
そして「問題改善型思考」の人に即動けと言おうものなら、猪突猛進して
そのまま玉砕してしまう危険があるので、言ってはいけないということに
なる。
私は常々公言してはばからないのですが、「考えるよりも動け」という
セリフを口にする資格がある人はこの世に存在しないと思うのです。
動き続け“られる”人とは、動きながら深慮遠謀を巡らしている人ですし、
動けない人に「立って進め」と怒鳴りつけても、考えずに動くようなギャン
ブルに力を入れる気力などでるはずもありません。
考え、納得する。このプロセス・方法論をしっかりと教えた上で、動く
事の大事さを伝えていく事が重要です。
よって、私ならこう言うでしょう。
「考える力を付けてから動け」
さて、まとめばかりじゃ面白くないだろうということで、今回は久方ぶり
のコラムにさせていただきました。
みんなが「目標達成型システム思考」を身につけることができれば、
きっとこんなコラムもいらなくなるでしょうけどね。
ではまた次号でお会いしましょう。
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……2003/08/29 No.115 週2回発行
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■最終のまとめ15――「無秩序な企画の群れを整理する」
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皆様、お元気ですか? 一週間のごぶさたです。
さて、今回は「企画構造化図」についてのまとめです。
(より詳しくは 2003/04/29 No.88 参照)
「目標ツリー型企画法」は企画という実を無数に成らせます。ただし、
あまりにたわわに成るので、収穫や吟味が大変です。
そこで溢れかえる企画の実から、良質のものとそうでないものを整理
するのが、「企画構造化図」というものです。
企画の構造化は次の2段階で行ないます。
┌
│1.企画の整理
│2.「企画」と「目的」の関係を構造的に表す。
└
関係を構造的に、と言われても具体的なイメージは浮かべにくいでしょう
から、詳しく説明します。
まず、1の企画整理とは、ツリーにぶら下がっている無数の企画を全て
別の紙に書き出し、重複するものは削除して絞り込んでいく作業です。
この時点で重複数の多い企画は優先順位の高い企画と言えるのですが、
さらにそこから2に進んで、ひとつひとつの企画がどのような目的を達成
するための「必要条件」であるのかを書き出します。
もちろん、ひとつの企画が複数の目的の重複した「必要条件」になって
いる場合もあるでしょう。その【企画】が複数の【目的】に繋がる様子を
下図のように線で繋いでいく。
◆例 [2003/04/29 No.88より]
┌
|【企画】 「募金を募る」 「広報の勉強会」
│ │ \ \ / │
│ │ \ \ / │
│ │ \ × │
│ │ \/ \ │
│ │ /\ \ │
│【目的】「事務所建設」「広報活動」「人材育成」
└
そしてより多くの【目的】に繋がる【企画】こそ、優先順位の高いもの
であると結論づけることができるわけです。
これらの作業はできあがったツリーを再び下から書いていくようなもの
と見えなくもないですが、優先順位を決めるという理由だけではなく、
他人に企画の有用性を説明するためにも、この構造化図が使えます。
(「他人」の中には「議論の訓練相手=もうひとりの自分」も含まれる)
つまり、構造化図という【企画】もまたふたつ以上の【目的】のために
用意されているというわけですね。
ということで今回はここまで。ではまた次号でお会いしましょう。
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